主に成長中の小型犬に見られる病気です。大腿骨頭と呼ばれる部分の骨が破壊されてしまうため痛みを伴います。原因ははっきりしていませんが、血流が乏しいあるいはホルモンなどの関与が疑われています。
ほとんどの場合、手術治療が適応されます。
手術の方法には一般的に①大腿骨頭切除術 ②人工関節置換術 があります。
飼主様にご相談の上、治療方法を決定します。
大腿骨頭壊死症
左側の股関節(黄矢印)
右側の股関節(赤矢印)
黄矢印が異常な股関節です。
赤矢印は正常な股関節です。
形が異なるのがお分かりだと思います。
<大腿骨頭切除後>
黄矢印部分を切り落としています