膝の関節には前十字靭帯という靭帯があります。生まれつきの要因、感染、炎症、ホルモン、加齢などさまざまな原因により靭帯が脆弱になり、この靭帯が切れてしまうことがあります。
靭帯が完全に切れた場合は、痛めた足を上げたままになってしまいます。
体重が軽い場合や症状が軽度の場合には、お薬などを使用した保存療法を行うことがありますが、症状が重度の場合や中~大型犬の場合では手術による治療法が選択されます。
手術の方法は細かな違いも含めると膨大な数があります。
万が一、前十字靭帯が断裂した場合には、体格や性格なども考慮して、適切と思われる治療法を提案します。
前十字靭帯断裂
手術前>
手術後(内側半月板切除・関節外法)>
2本の黄色線の距離が術前よりも短くなっています。