徳島の動物病院 うえだ動物病院です

整形・神経

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膝蓋骨脱臼

膝蓋骨(しつがいこつ)とはいわゆる膝のお皿のことです。
このお皿が正常な位置と異なる場所に脱臼してしまうことがあります。
脱臼する方向によって名称が変わりますが、小型犬では内側への脱臼がほとんどであり
この場合は膝蓋骨内方脱臼と呼びます。
軽度なものから重度のものまであります。
事故やケガなどで脱臼することもありますが、ほとんどは生まれつきのものと考えられます。
一般的には、生活に支障をきたしているような場合あるいは支障をきたすことが予想される場合に手術を行います。

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<手術後>

黄色点線:異常な膝蓋骨の位置
赤色点線:本来、膝蓋骨があるべき位置

骨折

骨折に対する治療法にはいくつかの方法(ギプス、ピン、プレート、創外固定、インターロッキングネイルなど)があります。 
年齢、骨の太さ、折れ方、部位、術後の管理法、費用など総合的に考慮して治療法を決定します。
ほとんどの例では何らかの手術が必要になります。

脛骨(スネの骨)の骨折

プレート(ロッキングプレート)とスクリューを使用して治療しました。

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大腿骨(太ももの骨)の骨折

ピンとワイヤーを用いて治療しました。

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<手術前>
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<手術後>

大腿骨遠位端骨折

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<術前>
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<術後 クロスピン法>
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<ピン除去後 完治>

中手骨(指の骨)の骨折

ピンを用いて治療しました。

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小型犬の橈尺骨(前足の骨)骨折 ~創外固定~

最近は、交通事故による大規模な骨折は非常に少なくなっています。
一方で、小型犬の前足の骨折を診ることがあります。
小型犬の場合、骨が非常に細く、繊細なためちょっとしたところからジャンプしただけで骨折してしまうことがあります。

骨折した骨の幅は3mm少ししかありません。
創外固定という方法で手術を行い、治癒した2ヶ月後には全ての器具を取り除きました。

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小型犬の橈尺骨骨折 ~プレート固定~

このワンちゃんは上のコと同じように前足を骨折してしまいました。
いくつかの条件を考慮してプレートという器具を使用して手術しました。

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<手術前>
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<手術後>

橈尺骨骨折

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<手術前>

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<手術直後>

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<手術後2ヶ月 完治>

橈尺骨骨折~遠い部分~

橈尺骨の遠い部分のことを遠位端と呼ぶのですが、簡単にいうと手首に近い部分の骨折という意味です。骨折の治療方法を考える場合、例えばこの患者様ではプレートという道具で手術を行いましたが、ネジを何本使用できるかということは重要な要素の1つです。
今回はTのような形をしたプレートを使用することで十分な強度を保持できるように対応しました。

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<手術前>
「矢印」の部分3ヶ所の骨折
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<手術後>

小型犬の橈尺骨骨折~手術をしない治療~

ほとんどの骨折は手術が必要ですが、中には手術せずに治癒が見込める場合があります。折れ方、年齢、部位など総合的に考えて、手術の必要性を考えます。

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<治療前>
左前足を挙げたワンちゃんが来院されました。前足の橈骨と尺骨という骨が折れていますが、別の方向で撮影したものでも大きなズレがありませんでした。

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<治癒後>
このワンちゃんの場合、ギプス固定による治療を選択しました。
下の写真は骨折から一ヶ月後のものです。
骨折部位は完全に治っているだけではなく、太くなっているのがお分かりでしょうか?
安易に選択できる治療方法ではありませんが、このように治療した場合は骨折前よりも骨が強固になっています。小型犬の場合は、様々な要因のためにプレート手術後に再骨折することがあると言われていますが、このように治っているとその心配はまずありません。
治療は無事完了し、元気に走り回っています。

大腿骨頭壊死症

主に成長中の小型犬に見られる病気です。大腿骨頭と呼ばれる部分の骨が破壊されてしまうため痛みを伴います。原因ははっきりしていませんが、血流が乏しいあるいはホルモンなどの関与が疑われています。
ほとんどの場合、手術治療が適応されます。
手術の方法には一般的に①大腿骨頭切除術 ②人工関節置換術 があります。
飼主様にご相談の上、治療方法を決定します。

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左側の股関節(黄矢印)
右側の股関節(赤矢印) 
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<大腿骨頭切除後>
黄矢印部分を切り落としています

黄矢印が異常な股関節です。
赤矢印は正常な股関節です。
形が異なるのがお分かりだと思います。

前十字靭帯断裂

膝の関節には前十字靭帯という靭帯があります。生まれつきの要因、感染、炎症、ホルモン、加齢などさまざまな原因により靭帯が脆弱になり、この靭帯が切れてしまうことがあります。
靭帯が完全に切れた場合は、痛めた足を上げたままになってしまいます。
体重が軽い場合や症状が軽度の場合には、お薬などを使用した保存療法を行うことがありますが、症状が重度の場合や中~大型犬の場合では手術による治療法が選択されます。
手術の方法は細かな違いも含めると膨大な数があります。
万が一、前十字靭帯が断裂した場合には、体格や性格なども考慮して、適切と思われる治療法を提案します。

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<手術前>
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<手術後(内側半月板切除・関節外法)>
2本の黄色線の距離が術前よりも短くなっています。

足根関節脱臼

ほとんどの場合、交通事故などの大規模な受傷が原因です。

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<術前>
赤矢印:足根―下腿関節脱臼
黄色矢印:近位足根関節脱臼
レントゲンでは正常に見えますが、
触ると脱臼が明らかです
緑矢印:骨折した骨片
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<術後>
開放性に複数の靭帯損傷を認めたため、創外固定法で関節固定という手術を実施しました

関節部分固定術

事故による足根骨―中足骨脱臼という状態です。

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<術前>
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<術後>

脱臼したままでは正常に歩くことが出来ませんので、手術を行いました。
関節軟骨を削り取り、その部分に海綿骨という自己の骨を置いて、金属インプラントで固定するという方法です。
術前に脱臼している部分(赤矢印)が、術後には癒合(一つの骨のようにくっついている状態)しています(黄色矢印)。

椎間板ヘルニア

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正常な部位
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ヘルニアの部位

椎間板ヘルニアは一般的に症状から疑いますが、確定診断を行うには
脊髄造影検査、CT検査、MRI検査のいずれか1つが最低限必要になります。
図は造影CTと呼ばれる検査画像です。正常な部位(赤矢印)では白いリングがはっきり見えますが、ヘルニアを起こしている部位(黄色矢印)では、はっきりとは見えず、輪郭も歪んで見えます。症状が中程度~軽度の場合はまず、安静などの保存療法をお願いしていますが、重度な場合や明らかに悪化傾向にある場合は迅速な検査および手術の必要性を検討する必要があります。
手術が必要な場合、ヘルニアの部位、範囲、タイプなどに合わせて手術計画を立てます。

脛骨骨折

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顎関節脱臼

いわゆる「顎が外れている」状態です。
当院では麻酔下で顎を整復してもとの位置に固定し、一ヶ月程度は食道チューブで栄養を与えています。
その後は、固定とチューブを外し、日常生活に戻ります。

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点線:左右で歯の隙間が異なっている

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